私事のブログ

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本来の貨幣の意味とは ローンナイトに乗せて

 今週の「未来世紀ジパング」は、ジンバブエのハイパーインフレと、その後の可能性についての話でした。

 今回の記事には直接関係ないのですが「インフレとは何なのか」という部分に、少しだけ触れておきます。

 inflation(インフレーション)
・・・・・・物価が、ある期間の間に持続的に上昇すること。

 インフレには、大きく分けて「実物的要因」「貨幣的要因」の2種類があります。「実物的要因」は、何かの理由で需要が供給を大きく上回ることで発生したり、供給が需要を大きく下回ることで発生します。

 数年前のニンテンドーDS発売当時に、購入希望者に対してDSの生産台数が追いついていませんでした。これに対して中古商品を扱う小売店は新品のDSを「新古品(一度購入されたが、使用されていない商品。実際は新品そのままの売りに出している場合が多い)」として、実に3万円以上の値段をつけたりしました。それでも、購入希望者がいるのです。モンハン2Gなどの時にも起こりましたね。経済的に見れば塵ほどの規模ですが「需要に対して供給が追いつかず、その商品の値段が大幅に上がる」と言う現象の例です。「実物的要因」ですね。

 「貨幣的要因」というのは、貨幣の供給増加などで起こります。急激に貨幣の供給量を増加させることにより、貨幣の価値が下がってしまう現象です。私の頭ではたとえを出すのが難しいのですが、あえて言うなら「限定200個で発売された品物があるとして、後からまったく同じものを10000個も生産したら、まったく同じものである場合、200個と10000個ではなく「10200個ある」と考えますよね。そうなればその「10200個」は「200個」の時に持っていた価値を失います。貨幣と言うものは、同じ貨幣であれば価値は均一なので、それがあまりにも供給されすぎてしまうと、100円球は100円の価値を持たなくなる可能性があるということです。きっとたぶん。(記念硬貨や古銭に価値が付くのは、再び供給されることが無いこと、それに付加して歴史的価値などが存在するからですね)。

 さて、関係ないといいながら長々書いてしまいました。ジンバブエの「ハイパーインフレ(スーパーよりも凄いインフレなので)」は、実物的要因によるものです。政策によって農業を担っていた白人農家が国外に退去させられ、農業の基盤が破壊されました。物品が急激に減少し、たくさんの札束を抱えて行かなければ、パン一斤買うことができなかったのです。そのときのインフレの比は実に「2億3000万%」になりました。
 ある方のブログを拝見させてもらいましたが、100兆ジンバブエドルが、導入された当時(2009年辺り)のレートで、日本円にして2万7千円ほどだったそうです。それが、ハイパーインフレによって20円ちょっとの価値にまで落ち込みました。1ジンバブエドルで買えたパン一斤が、3000億ジンバブエドルを出さなければ買えなくなったそうです。

 未来世紀ジパングの番組内で「貨幣に対する信頼が失われた」と言う言葉が出ました(例によって完全に同じではないでしょうが、そんなことを言っていたと受け取ってください)。

 貨幣に対する信頼・・・・・・そもそも「信頼を持つ貨幣」とは?「貨幣の持つ信頼」とはどういったものなのでしょうか。


ローンナイト 第1巻 (fukkan.com)ローンナイト 第1巻 (fukkan.com)
(2011/04/23)
吉富昭仁

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 この作品をご存知でしょうか?「EAT-MAN」で知られる吉富昭仁先生が、それより以前に連載していた作品です(画像は復刻完全版のもの)。
 この「ローンナイト」は大きく分けて、「ローンナイト」と、それに一度区切りをつけた後に新展開を描いた「ローンナイト2」、加えて番外編一冊という形で発刊されています。

 ざっくりとあらすじを書くと、多額の借金を背負った少年騎士「マイト」が、それを返済するために、仲間たちと共に危険な依頼をこなしたり、宝探しの冒険をしたりしながら各地を旅するといった内容です。ローンナイト2の5巻がシリーズ最終巻になるのですが(番外除く)、そこでは、ある大きな事件を解決するために、世界中に存在する全ての貨幣を作り出した、この世を治める「世の支配者」と呼ばれる存在が居る場所に向かいます。その場所でも大きな騒動が起こるですが、その最後に、世の支配者がマイトに「金を作った理由」を語る場面があります。自己解析を含めていますが、こんな感じの内容でした。

 金とは「信頼の証」という意味をもって作られた。
 誰かの力を借りる時に(品物を買うのも、誰かの作ったものを借り受けるという形。何かのサービスであろうとそれは同じ)、その信頼の証として金を渡す。その金を受け取った人間は、別の誰かの力を借りる時に、金を渡す。
 そもそも金とは誰かの信頼を受けた証であり、その物自体が何かの変わりになるような力は無い。
 しかし、いつからか金は“それ自体が力を持ち、一人歩きを始めてしまっている"。

 マイトは世の支配者の言葉を聴き、心のどこかで気づいていたはずであった「本当に大切なもの」を強く意識します。そして自体を収束へと導き大団円(ある意味)・・・・・という物語でした。
 私は子供心に、この「世の支配者」の台詞に深い感銘を受けたのを覚えています。これが真実であると、そう感じたのです。
 そして、金は確かに一人歩きを始めてしまっています。金そのものに意味と力をもってしまっているのです。金が信頼を表す形と手段だとしたら、金が欲しいが為に人を殺してしまう人は「信頼を得たいがために人を殺す」という、なんとも矛盾した行為を行っているということです。突発的にしろ計画的にしろ、それは金が信頼以上の、ある意味「魔性」を帯びてしまっているということなのでしょうか。

 「金」 「価値」 「信頼」

 この言葉を聴いて、私はこのようなことを思い出し、新たに考えていました。

 
 ローンナイト1巻が発売されたのは1992年らしいです。私は単行本を、発売日に買ってそろえていました。当時の私は小学生です。小学生でありながら借金や金の意味に興味を持つとは・・・・・・昔から「変な奴」といわれていましたが、今、改めて「確かに変な奴だ」と思いました。回りが「コロコロ」や「ボンボン」や「小学●年生」を読んでいるとき「3x3EYES」とか単行本を買って読んでましたからね・・・・・・。歳不相応というか、たいそう変人に見えたでしょうw

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